大原孝治の独自理論を考えてみる

ドンキ・ホーテと言えば今や全国に店舗を展開していてその数も400をこえています。今後500店舗までの拡大を目指して取り組みがなされている事でも注目されていますし、その代表取締役の大原孝治さんの思考はかなり注目されていると言えます。

ちなみに、大原孝治さんが掲げているのは「顧客最優先主義」です。とにかく顧客の事を最優先に考えるという事で、消費者には様々な所でそれが還元されています。レジに行くと4円まで自由に使える1円玉があり、小銭を持ち帰ることがないようにという配慮があったり、価格の面でできるだけ低価格で提供したいという事で商品陳列も雑ではありますが、その分そこに経費がかけられていない分安いです。プライベートブランドも展開していて、その種類も食品から家電まで幅広いですし、他のプライベートブランドよりも安い点でも注目です。

店舗拡大のことでは、失敗した例もあります。それが千代田区の学生とサラリーマンの街神保町店です。

サラリーマンが帰宅前に立ち寄ることも想定して開店しましたが、実際には飲み屋さんへ直行してしまう流れがあったり、土日祭日は閑散とした街の雰囲気で合わなかったということもあり、2週間ほどで閉店を決意されました。その決断力の早さでも大原孝治さんの素晴らしさがみられます。決断力がある、速いというのは企業としてもとても重要なポイントですし、それによってリスクもかなり減らすことが出来たと言われているので注目です。

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